まず、もろともにかがやく宇宙の微塵(ATOM)となりて無方の空にちらばろう。   −宮沢賢治


劇団あとむのホームページへようこそ!

私達の仕事はヴァーチャルリアリティがいくらリアリティに近づこうが、
インターネットで買い物が出来ようがバンキングが出来ようが
絶対出来ない仕事(演劇)です。

でも、それでは愛想がないですね。改めて
「ようこそいらっしゃいました!」
インターネットがあるからこそ、今、あなたに会えたのですから!
私達の仕事(演劇)それも児童演劇です。
あなたは子どもの頃に(子どもさんは最近)お芝居を観ましたか?
子どもはともかく、大人の方はほとんどが、観てないなあとか、
子どもの時にお寺の本堂で人形劇を観たなあという程度でしょう。
なにしろ東京都で出してくれる(東京都優秀児童演劇選定)なる賞があり、
毎年幾つかの劇団が受賞をしているのですが、
新聞は愚か、マスコミの何処にもニュースにならないというのが現実です。
では普通の大人のための演劇と児童劇ではどう違うのでしょうか?

劇団あとむは考えます。

大人の芝居はまず、趣味とか教養の世界ですが、
児童演劇は児童が主に観て貰いたいというもので、
それこそ(子どもを変える力がある)のです。
九九を一瞬にして覚える子はいません。
でも、生の演劇で一瞬のうちに例えば(友達って何だ)等という事を
感じ取れるのが演劇だと思います。
だからといって子どもだけが観るだけでなく、
大人の鑑賞に耐えられるものであることが、子どものためにも必要です。

なんで「アトム」なの。なんで「アトム」じゃなくて「あとむ」なの。

ギリシャの哲学者デモクリトスの著作に
「万物はアトムからはじまる」というのがあります。
そのくらいの自負と常にアトム=基本に帰るという謙虚さを持ち続けたいと思います。
「アトム」ではなく「あとむ」にしたのは、将来日本的な作品も
取り上げていきたいという思いです。
そして創立はまだ浅く、1984年。創造リーダーに演出家関矢幸雄氏。
そして旗揚げの作品がC・W・ニコルの『風を見た少年』
劇団あとむの出発に相応しい作品で、多くの人に出会えました。
続いてH.Cアンデルセンの『あとむの時間はアンデルセン』、サン・デグジュペリ『星の王子さま』、
メーテルリンクの『青い鳥(4劇団合同公演』、P・エルショフ『気のいいイワンと不思議な小馬』、
レフ・トルストイ『あとむのお話コンサート』
劇団創立20周年にあたって新・『風を見た少年』と創り続けてきました。
かのニコル氏が
「関矢さんは天才だ!何故なら天才とは昨日の自分を否定してしまえる人間なのだ!」
その関矢幸雄氏の演出は、あとむ誕生から20年を経て益々冴えわたり、
凡才は天才の豹変ぶりに右往左往しながら奮闘中!


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