◆『風を見た少年』あらすじ◆

 風が見えた!不思議な力をもった少年“あいつ”の旅…壮大なファンタジー!
あいつは空が飛べる。あいつは心の優しい子。だから鳥や虫たちとも友達だ。カラスやトンボとおしゃべりしているうちにあいつには風が見え、空が飛べるようになった。それだけじゃない。あいつがこわい目で見つめると物を壊してしまうこともできるんだこの国のえらい人たちは不思議な力を持ったあいつを戦争に利用しようとした。あいつは飛んだ。遠くへ。あいつは風に乗って逃げ心臓の島≠ニ呼ばれる奥地にやってくる。そこは人間をいみきらう熊の国だった。あいつ≠ヘ仲間として認められ熊たちといっしょに暮らした。なぜ、熊たちは人間を嫌うのか?タイムスリップの力をつけたあいつは¢蜷フの世界に行き、自分たちこそが世界一優れた民族だと主張する黄金龍の黄金龍の民≠ェ他の人々を滅ぼし、やがて自分たちも滅んでしまうという人間どうしの争いがあったことを知る。一年後、あいつ≠ェ町に帰ってみると、自分こそあの黄金龍の民≠フ子孫だというブラニック大統領が原子力飛行船という恐ろしい兵器を作り世界中を手に入れる計画を練っていて大統領に反対する人々が戦っていた。「戦争をやめさせるために人を殺す?平和のために戦う?ぼくにはわからない…」あいつ≠ヘ悩む。でも、人を殺す飛行船や国を滅ぼす大統領があってはならない。あいつ≠ヘゆっくり立ち上がった。ブラニックの魂を生まれ変わらせるために…。


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