人生への深い(洞察)アンデルセンの童話
  ・・・それは単純なお話の中に
      生きることへの深い喜びや悲しみを教えてくれます。


アニメイムというのは・・・“アニメーション”“パントマイム”からの造語で、
身近にある棒とボールと輪を使ってみんなの見ている前で
風景動物空間に俳優(妖精役)がつくっていく〈遊び〉です。

ハンドマイムというのも‘手話’をまじえた‘手遊び’です。
そのほかにロープパペット(人形)も使われています。

そしてなんといっても見る人の心をつかむのは7人の妖精たちが、
このお話を無伴奏で謳っていることです。

子どもにとっては楽しく、
  大人にとっては味わい深く、
    老いては、いよいよ人生の楽しさを感じさせてくれます。


あらすじ

デンマークが生んだ(童話の王様)アンデルセンの話の中から良く知られている・・・

「おやゆび姫」

「とうさんのすることはみんなすき」
家でいらなくなった馬をなにかいいものととりかえようと出かけていくとうさん。取り替えるたびに損をしているのに、ひたすらとうさんのすることは正しいと信じているかみさんと、 かみさんの喜ぶ顔が人生の喜びというとうさんの話。
 
「マッチうりの少女」
良く知られた話ですが、おばあさんに抱かれ精神世界の美しさを見て死んだ幼い少女が、愚鈍に長生きしている人間より不幸せと言えるかと問いかけているのでは?

この3作品を原作に忠実に、アニメイムやハンドマイムなど、
斬新な手法を使って楽しい“おしばい”に仕上げました。


スタッフ

原作 H.C.アンデルセン
脚色 秋山英昭
構成・演出 関矢幸雄
音楽 クニ河内
美術 有賀二郎