4劇団の個性が
  新しい演劇の世界を創り出しました。



劇団かかし座、オペレッタ劇団ともしび、劇団ひまわり、劇団あとむという、
関矢氏と関わりの深い在京の4劇団がとりくんだ、合同企画作品
単に役者が集まるといった枠を超え、異なるジャンルの劇団が、
その持ち味をいかしてまったく新しい舞台劇の世界を創り出しました。
“歌”あり“芝居”あり“人形”あり“影絵”ありの他では絶対に見られない、
バラエティーに富んだ「青い鳥」です。
21世紀への人類の未来へメーテルリンクの
「子どもたちに夢を!すべての人間たちに生きる力を!」
という絶えざる思いが、関矢氏と4劇団、多くのスタッフにより、
作家の生誕130周年を機に新鮮に現代によみがえらせたといえます。


あらすじ

明日はクリスマス、隣のお金持ちの家は
とてもにぎやかなパーティーです。
妖精のベリーリュンヌが現れ、
チルチルに病気の女の子のために、
〈青い鳥〉を探してほしいと頼まれます。
チルチルとミチル
パンと火の妖精
妖精ベリーリュンヌにもらった不思議な帽子についたダイヤを回すと、目に見えなかった世界が現れます。 光や犬、猫、パンや砂糖などの精たちも次々に現れ、 妹のミチルと一緒に青い鳥を探しに旅に出かけます。

「思い出の国」「夜の宮殿」「森」
「墓場」「未来の国」と旅を続け、
森の木や動物たちに人間の勝手さを
思い知らされたり、にせ幸せにさそわれ
危うくのがれたり、また、
未来をつくる子ども達にであいます。
未来をつくるこどもたち
「青い鳥みつけた」 青い鳥を見つけますが、みんな色が変わったり死んだりしてしまいます。旅の中でチルチルは、光や犬や猫の精たちの協力とダイヤの帽子のおかげで真実を見る眼が少しずつ開かれていきます。
光の精たちと別れたチルチルは、
家の中に青い鳥を見つけ、
隣の病気の女の子にあげますが、
青い鳥を逃がしてしまいます。
泣き出す女の子にチルチルはしっかりといいます。
「ごめんね。泣かないで。だいじょうぶさ。
また僕がとってきてあげるからね。」
幸せの青い鳥

『青い鳥』 舞台装置図

きこりの小屋

幸福の御殿の入口

思い出の国

プロローグ・エピローグ

スタッフ

原作     
モーリス・メーテルリンク

構成・演出 関矢幸雄
脚色     秋山英昭
演出助手  熊谷章
音楽     クニ河内
美術     有賀二郎  
人形美術  河野弘行
衣裳     岡本颯子
照明     寺田義雄
音響     永井裕之
舞台監督  楠定憲