平成7年度 厚生省 中央児童福祉審議会 推薦文化財作品
平成9年度 文化庁 芸術文化振興基金による児童青少年演劇優秀舞台公演



子どもにとっては楽しく、大人にとっては味わい深く、
老いては、いよいよ人生の楽しさを感じさせてくれます。
「パンをふんだ女の子」  「とうさんのすることはみんなすき」

原作に忠実にアニメイムやペープサートと素劇という
斬新な手法で楽しいおしばいに仕上げました。
「アニメイムで遊ぼう」のコーナーは参加ゲームやアニメイムで空中に
絵を描いたり、所せましと走り回ります!
学校・ホールの公演実施要項
公演実績公演後のトピックスも
アンケート集
作品ちらし

『あとむの時間はアンデルセン〜遊びバージョン〜』って?
この作品は劇団のライフワークでもあるロングラン作品『あとむの時間はアンデルセン』の遊びバージョンです。
アンデルセンの沢山のお話の中から選んだ、二つのお話、歌もいっぱい、アニメイムもいっぱいの音楽劇です。
二つのお芝居の間に、◆アニメイムで遊ぼう◆というコーナーが入ります。
『あとむの時間はアンデルセン』は、いつも弱い人間に焦点を合わせた愛、そして楽天的な人生観に惹かれて創り上げた作品です。アンデルセンは156編もの童話や物語を書きました。子どもにも大人にも、どんな人にも悲しい時、つらい時、もちろん楽しいこともあるものです。そんな人々のお話を沢山書きました。「人生への優しい眼差し」で書かれたお話を楽しいお芝居にしてみなさんへ贈ります。
アニメイムってなあに?
人が多ければ多いほど楽しく遊べるアニメイム。
アニメイム≠ニいうのは演出家 関矢幸雄氏の考案によるもので「アニメーション」と「パントマイム」からの造語です。一番単純な形、球と線と円をボールと棒と輪におきかえて、観客の観ている前で俳優達が瞬時に空間に風景や動物の絵を描いていく独創的な遊びです。

 ものがたり 

  はじめのお話は 『パンをふんだ女の子』
  きれいだけど生意気で高慢なインゲル。
  靴を汚したくないためにぬかるみにパンを置いて、
  その上をふんで渡ろうとしたのですが沼の底に沈み、
  果ては地獄まで堕ちていく、インゲルの救われる道は…。


       
      

  『アニメイムで遊ぼう!』
  さあ、アニメイムで遊ぼう!“輪くぐり”“ネズミレース”の参加ゲーム、元気な子出ておいで!
  そして、俳優達が棒とボールと輪っかで、空中にアニメイム!さあ、何の絵ができるかな?
  動物たちがイキイキと、舞台せましと走り回り、息もつかせず続きます。


  
おしまいのお話は? 『とうさんのすることはみんなよし』
  家でいらなくなった馬をなにかいいものととりかえようと出かけていくとうさん。
  途中、色々なものにとりかえていき、最後は腐ったリンゴに…。
  さあ、家で待つかあさんはどうするのか?

【予備作品】
上の構成になっていますが、下記2作品(『あとむの時間はアンデルセン』にて好評上演中)を含めた選び方が可能です。
『マッチ売りの少女』
よく知られた話ですが、おばあさんに抱かれ精神世界の美しさを見て死んだ幼い少女が、愚鈍に長生きしている人間より不幸せと言えるかと問いかけているのでは?
『ある母親のものがたり』
病気の子どもを死に神が連れ去る。それをひたすら追っていく母親。いばらの薮、大きな湖を越え、盲目となり髪は白髪となりながら死に神に追いつき、人間すべて何かの花や木という死に神の温室で青いサフランの我が子を見つけるが…。



ものがたり





公演班






楠 定憲
織田晴光
林 大介
原田邦治
野口徹
森田公一

小嶋京子
京本幸子
三浦美穂子
三國純子
高橋由布子
黒木幸枝
(一部Wキャストあり)
ものがたり




原 作

H.C.アンデルセン
構成演出 関矢幸雄
音 楽 クニ河内
美 術 有賀二郎
制 作 秋山英昭
秋山京子