平成7年度 厚生省 中央児童福祉審議会 推薦文化財作品
平成9年度 文化庁 芸術文化振興基金による児童青少年演劇優秀舞台公演


アンデルセンの優しい眼差し…アカペラとアニメイムが楽しい。
最終公演はデンマークのオーデンセ、
アンデルセン博物館のホールが夢です!

子どもにとっては楽しく、大人にとっては味わい深く、
老いては、いよいよ人生の楽しさを感じさせてくれます。
「マッチうりの少女」       「パンをふんだ娘」
「とうさんのすることはみんなよし」      「ある母親の物語」

の4作品を原作に忠実にアニメイムやペープサートと素劇という
斬新な手法で楽しいおしばいに仕上げました。


学校・ホールの公演実施要項
公演実績
公演後のトピックスも
アンケート集

作品ちらし

ものがたり

アニメイム!?
アニメイムというのは、“アニメーション”と“パントマイム”からの造語です。
身近にある棒とボールと輪という単純なものを使って、
みんなの見ている前で空間に風景や動物の絵を描いていきます。

アカペラ・コーラス!
でも、なんといっても見る人の心をつかむのは9人の俳優(妖精)たちが、
このお話をアカペラコーラスで謳って進めていくところです。
もちろん、マイクなどは使わず、すべて生声。

ジャンルにこだわらない!?
舞台劇とか人形劇とかいうジャンルにとらわれない自由な発想の作品です。
アニメイム、人形、ペープサート(等身大の板人形)などを使って、
コーラスと手話と、素劇(ほとんどものを使わず人間の身体のみで表現)で進めていきます。

ものがたり


  「マッチうりの少女」
  良く知られた話ですが、おばあさんに抱かれ、精神世界の美しさを見て
  死んだ幼い少女が、愚鈍に長生きしている人間より不幸せと言えるかと
  問いかけているのでは?


  「パンをふんだ女の子」

  綺麗だけれど生意気で高慢ちきなインゲル。
     靴を汚したくないために、ぬかるみにパンを置き、ふんで渡ろうとしたのですが
  沼の底に沈み、果ては地獄まで堕ちていく。インゲルの救われる道は…。


  「とうさんのすることはみんなよし」

  家でいらなくなった馬をなにかいいものととりかえようと出かけていくとうさん。
  取り替えるたびに損をしているのに、ひたすらとうさんのすることは正しいと
  信じているかみさんと、かみさんの喜ぶ顔が人生の喜びというとうさんの話。


  「ある母親のものがたり」

  病気の子どもを死神が連れ去る。それをひたすら追っていく母親。
  いばらの薮、大きな湖を超え、盲目となり上は白髪となりながら死神に追いつき、
  人間すべて何かの花や木という死神の温室で青いサフランの我が子をみつけるが…。


ものがたり

「マッチうりの少女」 ・・・・・・・ 少女・三國純子
「パンをふんだ女の子」 ・・・・・・・ インゲル・小嶋京子、三國純子、黒木幸枝、高橋由布子/語り・三浦美穂子
「とうさんのすることは
みんなよし」
・・・・・・・ とうさん・織田晴光/かあさん・小嶋京子
紳士・林大介/店の主人・原田邦治
小僧・野口徹
「ある母親のものがたり」 ・・・・・・・ 母・京本幸子/死に神・原田邦治
夜・三浦美穂子/湖の主・林大介
コロス・楠定憲/語り・織田晴光

ものがたり

原 作 H.C.アンデルセン
構成演出 関矢幸雄
音 楽 クニ河内
美 術 有賀二郎